恐竜博2019いってきた
今週のお題「夏休み」
数少ない夏休みに科博で開催中の恐竜博2019にいってきました~平日なのにお父さんお母さんにつれられた子供がいっぱいいた。サラリーマンも何人か(営業の合間かな)
一眼レフもった女子大生っぽい子もちらほらと。一人ディズニーならぬ一人科博だね
前回(2016)はスピノサウルスの全身骨格標本が目玉でした。
さて今回は巨大な手が特徴的な「デイノケイルス」と日本で見つかった新種「むかわ竜」が目玉展示です。
デイノケイルス
デイノケイルスは「恐ろしい手」という意味。初めてこの種が確認されたのは大きな前肢しか見つかっていなかったので肉食竜だと考えられていたそうですが、実際は植物や魚が主食の雑食とのこと。だから口がちょっとカモノハシっぽい。スピノのように背びれがありますが求愛などに使ってたらしい。草食でもデカいから怖いですね、潰されそうで。
むかわ竜
北海道のむかわ町で発見された新種と思われる草食竜。海岸沿いなど水のあるところが生息地。死体が海に流されたことで海の地層から発掘されたとのことで今まで海の地層で恐竜の化石が発掘されたことはないらしく今後、海の地層が多い日本での恐竜発掘の希望が見えてきたそうです。
ちなみに前回の3年前は発掘作業真っ最中でパネル紹介&化石のクリーニングの実演をしていた(多分)
上記の目玉以外にも近年の恐竜史に関する展示や発見が紹介されてます。
↓これは「ロミオとジュリエット」と呼ばれている化石
愛称からわかるようにオスとメスのカップル化石なんですが、本来肉なので性別の痕跡は残らないけど一部の化石の長さの違いから性別が判明できたそうです!最近は発掘したT-Rexの性別もわかるみたいで恐竜学が日々進化してることを実感しました
こいつはスコッティ。3年前も来てたんだけど覚えてる人はいるかな?発掘チームがスコッチを飲んでお祝いしたからスコッティというニックネームがついたらしい。ちなみに今まで見つかったティラノサウルスの中で一番体重が重いとのこと
恐竜の展示のほかにもモササウルス系の標本や隕石による大量絶滅(恐竜滅亡)の前後で生物や植物を比較する展示や恐竜から鳥への進化についてなど盛りだくさんの内容であります!大量絶滅を機に展示空間が小さくなるのは哺乳類しか生き残れなかったことを表現したそうです
特別展のチケットで常設展にも入館できるのでちびっこがいる人はもちろん、内なるちびっこを呼び覚ましたい人もそうじゃない人も是非足を運んでほしいです。音声ガイドが¥500くらいで借りれるのでじっくり見たい人にオススメ。裏話とか聴けて楽しい
夏休みは恐竜博2019へGO!!
追記
むかわ竜が正式に新種として認定されました!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
学名はカムイサウルス・ジャポニクスです。ゴールデンカムイみたいですね(コラボしそう←)